防御率12・79の阪神・浜地、逆襲の一歩!「ゼロで絶対につなぐ」勝ち継投の8回起用に応えた

[ 2023年5月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神9-4中日 ( 2023年5月16日    豊橋 )

8回に登板した浜地は1イニングを無失点に抑える(撮影・大森 寛明)
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 2点優勢の8回、マウンドに上がったのは防御率12・79の阪神・浜地だった。12日に再昇格したばかりで、直近の14日のDeNA戦で2失点している右腕が、勝ちパターンのしびれる場面で起用された。

 「そういう場面で任されたと思うので自分がステップアップしないといけないと思いました」

 先頭の石川昂に四球を献上し不安な部分を見せながら、ここからギアを上げた。代打・高橋周を直球で詰まらせて遊飛に仕留めると、この日3安打だった福永をカットボールで見逃し三振に斬った。最後は木下も直球で押し込んで右飛。粘りの投球で仕事を果たした。

 勝ちパターンの一員として開幕を迎えながら不振で4月12日に2軍降格。1カ月の再調整を経て帰ってきた。変わらなかった岡田監督の信頼。4月1日以来の今季2ホールド目を挙げた背番号36は視線を上げた。「まだ修正しないといけない部分はありますけど、とりあえずゼロで絶対につなぐと思っていた」。逆襲の一歩を踏み出した。(遠藤 礼)

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