楽天・バニュエロスは来日初登板で6失点 チームは大敗で「思っていた投球ではなかった」

[ 2023年5月17日 23:02 ]

パ・リーグ   楽天1―10ソフトバンク ( 2023年5月17日    山形・きらやかスタジアム )

<楽・ソ>楽天3番手・バニュエロス(撮影・村上 大輔)
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 楽天のマニー・バニュエロス投手(32)が17日のソフトバンク戦で来日初登板したが、中継ぎで2/3を6失点というふがいない投球だった。

 1―3の8回から3番手でマウンドへ。先頭・柳田に左前打を浴びると、計4本の長短打に2四球も絡んで一挙6失点。奪った2死は犠打とスクイズによるもので、30球を投げて意図して打ち取ったアウトがないまま交代を告げられた。

 先発のドラフト1位・荘司が自己最長の6回2/3を投げて5安打3失点と試合をつくり、7回までは2点ビハインドの接戦だった。終盤での逆転を狙っていたが、バニュエロスの乱調が反撃ムードに水を差した。捕手の太田のサインに何度も首を振り、石井監督は「捕手は直近の相手の試合を精査してサインを出している。あれだけ首を振って自分の球を投げることになっちゃうと、捕手も制御できない。ボールも空振りまでにたどり着けなかったりもするので。今日の投球では厳しかった」と苦言を呈した。

 先発も中継ぎもこなせる貴重なサウスポーとして新加入したが、開幕から2軍調整が続いていた。5月14日に1軍に初昇格。待望のデビュー戦でアピールに失敗したバニュエロスは「自分が思っていたベストの投球ではなかった。結果が全て。チームの勝利に貢献できなかった。サインが見にくかったのもあるし、(捕手の)太田は私よりも日本でプレーしている時間が長いので、もっと信用して彼のサインに従っていればよかった」と反省を口にした。

 チームの連勝は2で止まり、再び最下位に転落。4年ぶりに主催試合を開催した山形県のファンに勝利を届けることができなかった。

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