エンゼルス・大谷　投手としては5勝目も…自己最悪タイ3被弾　首には違和感「今のところは大丈夫」

ア・リーグ   エンゼルス9－5オリオールズ （ 2023年5月15日    ボルティモア ）

＜オリオールズ・エンゼルス＞5回、ムリンスにソロを浴びる大谷（撮影・会津　智海）
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　エンゼルス・大谷は投手としては7回4安打5失点で今季5勝目を手にしたが、今季ワースト＆自己ワーストタイの1試合3被弾。4試合連続被弾は自己ワーストになるなど課題を残した。

　「（13）連戦中であることを考えると、7回までいけたのが良かった」。エースの役目を果たしたが、今季の8被弾は全て直近4試合。3回のサンタンダーなど、5本が曲がり幅の大きいスイーパーを打たれた。スイーパーは今季の球種別で最多45％を占める勝負球。「気づいた点は何個かある」。この日はカットボールを多投したように、配球を再考する余地はある。

　何度も首を気にするしぐさを見せた一戦。「著しくパフォーマンスが落ちるとは思っていない」と言い切ったが、2回にフレージャーに被弾したスイーパーの曲がり幅はわずか9インチ（約22・9センチ）。自身の今季平均は17インチ（約43・2センチ）だけに、要因となった可能性は否定できない。

　「今のところは大丈夫だと思う」と気丈に語ったが、万全の体調を取り戻すことも「投手・大谷」復活への一案だ。（笹田幸嗣通信員）