青学大・安藤監督が就任5年目でV導く 「積み上げてきたものを一番良い結果で出せた」

[ 2023年5月17日 17:46 ]

<国学院大・青学大>青学大ナインに胴上げされる安藤監督(撮影・藤山 由理)
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 東都大学野球リーグは17日、神宮球場で2回戦が行われ、青学大が国学院大に10―1で連勝し、2006年春以来17年ぶり13度目の優勝を決めた。青学大は勝ち点4、8勝1敗とし、残り試合に敗れても勝率で他校を上回る。6月5日開幕の全日本大学選手権に出場する。

 青学大は15~20年に2部落ちするなど低迷したが、今季は強力投手陣を軸に開幕2戦目から連勝を重ねてきた。

 19年に就任した安藤監督は20年秋に2部優勝で1部昇格を果たし、5年目で1部優勝を成し遂げた。胴上げで神宮の宙を舞い「積み上げてきたものを一番良い結果で出せた。(優勝で)学生がマウンドに集まる姿が感慨深いものでした。17年ぶりでよくこじ開けてくれた。とにかく嬉しい」とかみしめた。

 熱血漢の河原井前監督と対照的なスタイルで柔和な笑顔がトレードマークの指揮官。選手のことは親しみを込めて「後輩たち」と呼ぶ。岡山県出身の指揮官は内野手、捕手としてプレー。青学大3年時から20年間、青山学院高等部野球部監督を務めた後、19年に青学大の監督に。就任当時の思いを「受けた以上はやると、絶対に後輩たちと一緒に正解にしたいと思ってスタートした」と振り返った。

 中島大輔主将は「選手たちにも気を使ってくださる。やりやすいようにプレーさせてもらっている」と感謝。出場が決まった全日本大学野球選手権は青学大1年時と4年時に日本一を経験した安藤監督。「1つ1つ積み重ねれば結果は自ずとついてくる」と今度は監督として頂点を狙う。

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