巨人・山崎伊織 ヤクルト戦初勝利なるか 7回1失点好投で降板 打線が強力援護

[ 2023年5月17日 20:30 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年5月17日    神宮 )

<ヤ・巨>6回を終えた山崎伊(左)・大城卓バッテリー (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。打線の援護にも恵まれて7回5安打1失点と好投し、今季3勝目の権利を得て降板した。

 味方打線が初回に吉川、丸の連続二塁打で幸先よく1点先制。登板前に援護をもらったその裏、山崎伊は2死から山田、村上に連続長短打されて二、三塁とピンチを迎えた。だが、ここでサンタナをカットボールで空振り三振に抑えて無失点。2回を3者凡退に仕留めると、3回には1死から塩見を中前打で塁に出すも、青木の初球で二盗を仕掛けてきた相手を大城卓の肩で封じ、完全に波に乗った。

 直後の4回に秋広が2号3ラン。5回には相手のミスに乗じて築いたチャンスから主砲・岡本和の適時二塁打が出て5―0と味方打線が着実に加点するなか、快調にイニングを重ねた。2回にはオスナに対して91キロのカーブを投げて空振りを奪ったほか、4回には山田、村上を連続三振に斬ったあとのサンタナの打席で30歳捕手・大城卓とのサイン交換中に笑みを見せるシーンもあるなど、余裕のマウンドさばきだった。

 5―0で迎えた7回、2死走者なしから長岡、内山の連続長短打で1点失うも後続を打ち取り、この回限りで降板となった。

 前回登板した11日のDeNA戦(横浜)では雨天のため試合開始が30分遅れとなるも7回途中5安打1失点と好投し、今季2勝目(1敗)をマークした。これがプロ通算7勝目だが、そのうちDeNA戦は4勝目。ヤクルト戦はセ・リーグ対戦カードで唯一の未勝利となっており、このまま勝てばヤクルト戦初勝利となる。

 山崎伊の投球内容は7回で打者27人に対して117球を投げ、5安打1失点。7三振を奪い、与えた四死球は2つ、直球の最速は149キロだった。

 ▼山崎伊 今日も大城さんに引っ張ってもらい、また野手の方々によく守ってもらいました。前回は7回の途中で降板となったので、今日は任されたイニングを投げ切れたので良かったです。

 ▼岡本和 (5回に右中間フェンス直撃の適時二塁打)伊織が頑張っていたので、追加点を取りたいと思っていました。いい結果になって良かったです。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月17日のニュース