アスレチックス藤浪晋太郎 7回に救援も連続三振後に3連続長短打浴びて2失点、8回1死一塁で降板

[ 2023年5月17日 12:48 ]

インターリーグ   アスレチックス9―8ダイヤモンドバックス ( 2023年5月16日    オークランド )

<アスレチックス・ダイヤモンドバックス>7回に3番手で登板、2死から3連続長短打を浴びて2失点し、肩を落とす藤浪(AP)
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 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地オークランドでのダイヤモンドバックス戦に救援登板した。2点ビハインドの7回に3番手としてマウンドに上がり、連続三振を奪ったものの、2死から3連続長短打を浴びて2失点。続く8回1死一塁の場面で降板した。1回1/3を投げて4安打2失点、32球のうちストライクは23球、四球はゼロで、3戦連続の無失点投球はならなかった。チームは延長12回、ルイーズのサヨナラ内野安打で勝利して連敗を3で止めた。

 2点を追う7回に登板。先頭のウォーカーを内角直球で空振り三振、ロンゴリアも内角直球で空振り三振に仕留めた。しかし、キャロルには高めの直球を左翼線二塁打、アーメッドには左中間適時二塁打されて1失点。さらにモレノには左前適時打されて2失点となった。続くフレッチャーは二ゴロに打ち取った。

 この直後に味方打線が反撃。ノダの中越え4号満塁本塁打で試合は振り出しに戻った。8回もマウンドに上がった藤浪は、先頭のマルテを見逃し三振に仕留め、続くリベラの投ゴロを一塁方向に弾き、ダイビングしながらバックハンドトスで送球してみせたが、これが内野安打となったところで降板した。代わったジャクソンがこの回を無失点に抑えた。

 藤浪は前回登板の12日(同13日)のレンジャーズ戦では、2点ビハインドの延長10回1死一、二塁の場面で7番手として登板。グロスマンを外角高めの直球で見逃し三振、続くローには四球を与えたが、ヤングをカットボールで右飛に打ち取った。2/3回を投げて無安打無失点でピンチを切り抜けると、その裏にサヨナラ勝ち。藤浪はメジャー初勝利を手にし、防御率は12・52から12・17に“改善”していたが、3戦連続無失点はならなかった。

 メジャー移籍1年目の藤浪は開幕から先発ローテーションに入り、4試合に先発登板したが、制球が定まらずカウントを悪くして痛打を浴びる展開で日本投手初のデビューから4連敗。その後に救援に配置転換され、救援登板した8試合のうち5試合で失点となった。通算成績は12試合で1勝4敗、防御率12・24となった。

 チームは前日15日(同16日)、ネバダ州ラスベガスへの本拠地移転に向け、米カジノ会社バリーズと新球場を建設することで合意。高級ホテルなどが立ち並ぶ中心街「ラスベガス・ストリップ」に約3万人収容のスタジアムを建てる予定。新球場は2027年の開業を目指す。現在の本拠地であるオークランドでプレーするのは24年まで。25、26年はラスベガスにある傘下3Aチームの球場で試合を開催するという。

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