阪神・渡辺諒は「ここぞで強い選手」 高校時代の恩師が岡田監督に感謝「見抜いて使ってくれる、と」

[ 2023年4月14日 07:15 ]

セ・リーグ   阪神4-1巨人 ( 2023年4月13日    東京D )

12年8月17日、夏の甲子園・龍谷大平安戦で本塁打を放ち、村中監督(右)に迎えられる東海大甲府時代の渡辺諒
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 阪神・渡辺諒内野手(27)が13日の巨人戦で日本ハムから移籍後初安打を決勝弾で飾り、ヤクルトとの同率首位浮上に貢献した。不振の佐藤輝に代わって「3番・三塁」で初先発。1―1の4回に左翼席へ打ち込み、6回には三直好捕で攻守にわたって躍動した。今年最初の「伝統の一戦」を2勝1敗で勝ち越し、岡田彰布監督(65)は阪神監督として4人目の通算400勝に到達した。

 阪神・渡辺諒を指導した東海大甲府・村中秀人監督が、試合後に本紙の取材に答えた。以下、村中監督と一問一答。

 ――渡辺諒が巨人戦で攻守に大活躍した。
 「やりましたね。岡田監督とは東海大時代に大学選手権で対戦して、社会人のプリンスホテル時代にも食事をしていた間柄。同じ内野出身だし、渡辺諒のいいところを見抜いて使ってくれる、と期待していた。巨人戦での活躍はうれしい」

 ――決勝弾になった。
 「落ち着いて間が取れていた。彼の持ち味の思い切りの良さも出ていた。以前はドアスイング気味で、あのへんはファウルだったが、内側からバットを出す意識をしてから切れなくなった。いい当たりだった」

 ――連絡は。
 「阪神入団が決まったときと、キャンプが終わったころかな。新天地で新たな気持ちでやっているのが伝わってきた」

 ――どんな教え子だった。
 「ポテンシャルは高いし、ここぞというときに強い選手だった。今回もいいときにチームに貢献できた。阪神は注目度が高いし、彼にとっても飛躍のチャンス。頑張ってほしい」

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2023年4月14日のニュース