スカウト8球団の前で同大・真野1失点完投「甲子園への憧れは終わり」登板2日前に150球投げ込みで修正

関西学生野球   同大3―1近大 （ 2023年4月14日    甲子園 ）

同大・真野凛風
Photo By スポニチ

　最速152キロ右腕の同大・真野凜風（4年）が4安打1失点の力投で2試合連続の完投勝利を飾った。

　「前回まで悪い投球にもかかわらず、信頼して初戦を任せていただいた。思っていた通りの球速も出ていたので良かったです」

　最速146キロを計測した直球とスライダーを軸に9奪三振。両者無得点の5回2死三塁では内角141キロ直球で見逃し三振を奪い、直後の攻撃の3点先制につなげた。

　登板2日前の12日に約150球の投げ込み。前回9日の京大戦では6与四死球と乱れていた制球が1与四球のみと修正された。

　「前回からの1週間で修正できました。甲子園に憧れるのは去年で終わり。エースとしての自覚を持って投げました」。NPB8球団のスカウトが視察しており、アピールにも成功した。

　◇真野　凜風（まの・りんか）2002年（平13）1月8日生まれ、奈良県奈良市出身の21歳。小学1年から飛鳥紀寺コンコルドで野球を始め、飛鳥中、天理と軟式野球部に所属。高校3年時は背番号8、2番手投手として全国4強、国体3位。同大では2年春からリーグ戦に登板し、通算4勝。50メートル走6秒2、遠投110メートル。1メートル86、80キロ。右投げ右打ち。