未来のギータや千賀を育てます　ソフトバンクが発表「鷹式育成マニュアル」王会長も策定に携わる

＜ソフトバンク＞「ホークスメソッド」発足で子どもたちと記念写真を撮る王球団会長（撮影・中村　達也）
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　未来のギータ、千賀を育てる「鷹式育成マニュアル」が完成。ソフトバンクは13日、球団の指導理念に基づいた育成方針「ホークスメソッド」を策定したと発表した。

　同メソッドでは「主役（選手）の意思を尊重し、一人ひとりに粘り強く寄り添う」と指導者に求められる役割を定義し、「選手をよく観よう」「長所を見つけ、伸ばすことを助けよう」など記されている。まずは球団OBが指導するアカデミーやジュニアチームに浸透させ、将来的には1軍から新設した4軍まで同メソッドに基づいた指導を目指す。

　この日は福岡県春日市の県営春日公園野球場でジュニアチームのアドバンストクラスの開校式が行われ、三笠杉彦GMが「チームを強くするということだけではなく、野球振興でもしっかり貢献をしていきたい」と策定の経緯を説明。野球人口の減少にも危機感を抱き、「日本の野球界全体に貢献できるのではないか」と語った。

　同メソッドの策定に携わった王貞治球団会長は「野球の世界にはこういう形でやったらいいという教本みたいなものがない。（子供たちが）遠回りしないよう、なるべく早くレベルを上げられるように」と画期的な取り組みの意義を強調した。