神戸大が今季初勝利 完投の林「チェンジアップを効果的に使えた」

[ 2023年4月14日 14:28 ]

近畿学生野球2023春季リーグ戦第3節   神戸大3―2阪南大 ( 2023年4月14日    大阪シティ信金スタジアム )

2失点完投でチームを今季初勝利に導いた神戸大・林
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 神戸大が今季初勝利を挙げた。2回2死三塁、7番・喜田将生(3年=長田)の中前適時打で先制。5回2死二、三塁では2番・増田幹太(3年=大阪国際大和田)が左前に2点適時打を放った。

 先発した林大貴(4年=加古川東)は終盤に2点を返されたが、完投勝利を飾った。

 「きょうはチェンジアップを効果的に使えた。球数は多かったけれど、一人で投げきらないといけないと思っていた」

 開幕節2戦目の奈良学園大戦は9回を投げ11安打8失点(自責6)だった。第2節は初戦先発予定だったが、直前に風邪をひいて3日間寝込んでしまったため、2戦目先発にスライド。それでも、体調が戻っていなかったことで大阪公立大戦も7回2/3を12安打7失点だった。ようやく体調が戻ったことで本来の打たせて取るピッチングを実践できたのだった。

 海事科に在籍している林の卒業後の進路先は船舶会社。祖父と同じ会社の内定をもらい、航海士になる。「祖父に報告すると喜んでいた」と今リーグ戦後は1級海技士の資格に挑む。

 この春季リーグ戦から指揮を執っている西谷仁孝監督は「きょうは林に尽きる。打線も頑張ってくれた。(開幕から)負けは込んでいたいたが、兆しは見えてきていた」と、さらなる白星の積み上げに意欲を見せた。

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2023年4月14日のニュース