“常識人”フィリーズのストラーム投手が時短でビールを試合終盤まで売るようになるのはおかしいと批判

[ 2023年4月14日 08:46 ]

フィリーズ マット・ストラーム投手
Photo By AP

 フィリーズのマット・ストラーム投手(31)がポッドキャストで、ピッチクロックで試合時間が約30分短くなった今季、メジャーの数球団がアルコールの販売をこれまでのように7回で打ち切るのではなく、試合終盤まで売るように変更したことに対して批判している。AP通信が13日(日本時間14日)に報じた。

 「7回で打ち切っていたのは、ファンの酔いをさまし、安全運転で家に帰ってもらうためだったはず。常識的に考えれば、今季は試合展開が早くなったのだから、打ち切りを6回に早めるべきではないか。なのに反対に8回に遅らせようとしている。野球ファンやその家族を危険にさらしている。22分前までビールを飲んでいた人間に運転させている」と非難した。

 メジャー球団は球場でのアルコール販売を伝統的に7回で打ち切ってきた。しかしながら、ピッチクロックで試合時間が短くなり、ファンが球場に留まる時間も、使うお金も減る傾向にある。

 そこで、アストロズ、レンジャーズ、ツインズ、オリオールズ、ブルワーズ、ダイヤモンドバックスなどの球団がアルコール販売の打ち切りを遅らせた。アストロズのミニットメードパークでは、限られた場所でだが、試合の最後まで購入できるようにした。他の多くのメジャー球団もこれに続く可能性もある。

 “常識人”のストラームは「球団オーナーは考え直すべき」と訴える。AP通信は、メジャーの多くの球場の周りにはお酒が飲めるバーやレストランがあり、7回以降はファンはそこに移って飲んでいるという事実も指摘している。

続きを表示

2023年4月14日のニュース