7勝目の楽天・田中将 お立ち台で仙台育英の決勝進出の話題挙げ「イーグルスにも力を貸して下さい」

[ 2022年8月20日 22:52 ]

パ・リーグ   楽天5―2ロッテ ( 2022年8月20日    楽天生命 )

<楽・ロ>勝ち越し2ランの島内(左)と7勝目の田中(撮影・長久保 豊) 
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 7月31日以来の白星となる7勝目を挙げた楽天・田中将大がお立ち台で、甲子園を引き合いに笑いを誘った。「仙台育英が決勝に進んで、そちらの方で盛り上がっていると思いますけど、イーグルスも優勝目指して日々頑張っているので皆さん、力を貸して下さい」。スタンドがドッと沸いた。

 粘り抜いた。0―0の6回無死一塁から佐藤都の犠打を自ら犠打野選すると、岡のバントを鈴木大まで犠打野選&悪送球し、2点を失った。それでも追加点は阻止。「アグレッシブにゾーン内に投げられた」。大黒柱の気迫が6回、島内の決勝2ランなど5得点の猛攻を呼び込んだ。

 ちょうど16年前の06年8月20日に行われた夏の甲子園決勝。駒大苫小牧のエースとして早実・斎藤(昨季限りで日本ハム引退)と延長15回の死闘は決着がつかなかった。翌21日の再試合は惜敗したものの、当時の気迫は全く変わらない。

 今夏は地元・仙台育英が決勝に進出。東北勢初の甲子園制覇に王手をかけている。「学校も(球場から)近いですから。決勝も仙台育英に頑張って欲しい」とエールを送った。

 チームの順位こそ4位と変わらないが、首位・西武に2ゲーム差とした。田中将が言う。「ゲームが少なくなってきて、しびれる場面が出てくると思いますが、そこで力を発揮しないと、その先の舞台でいいプレーはできない」。CS、そして日本シリーズへ、絶対負けられない戦いでこそ、日米通算188勝右腕が本領を発揮する。
  

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2022年8月20日のニュース