ヤクルト村上 令和初の3冠王へ打率も暫定トップ浮上! 2発含む3安打で、チームを連敗ストップに導く

[ 2022年8月20日 17:11 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―2中日 ( 2022年8月20日    バンテリンD )

<中・ヤ>7回、村上はこの日2本目となる2ランホームランを放ち、バットを投げ確信歩きで一塁に向かう(撮影・椎名 航)
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 首位ヤクルトは20日、敵地での中日戦(バンテリンドーム)に7―2で勝利。頼れる主砲・村上宗隆内野手(22)が2本塁打を放ち、04年岩村明憲がマークした球団日本人シーズン最多44本塁打に並ぶ快挙を達成。4打数3安打2本塁打3打点の活躍で暫定ながら打率、本塁打、打点の主要打撃3部門のトップに浮上。令和初の3冠王誕生が現実味を帯びてきた。

 この日も「4番・三塁手」で先発出場した村上は、2―0で迎えた3回の第2打席で3試合ぶりとなる一発。中日先発・小笠原の投じた5球目、真ん中低め131キロの変化球を完璧に捉えらえると、打球を見つめ“確信歩き”。バックスクリーン左に飛び込む43号ソロを放ち「打ったのはチェンジアップ。自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました。追い込まれていましたが、しっかり押し込むことができました」と喜んだ。

 さらに7回の第4打席にはこの日2本目となる44号2ラン。今度は2死二塁から小笠原の投じた4球目、インコースへの140キロの速球を完璧に捉え再び“確信歩き”。打球は大きな放物線を描き右翼スタンド上段へと飛び込んだ。「打ったのはストレート。塩見さんが犠牲フライで追加点をとってくれたので少し楽な気持ちで打席に入れました。打者有利カウントだったので思い切って打ちました」と話した。

 これで04年岩村明憲が記録した球団日本人シーズン最多本塁打に並び、節目の通算150号までもあと2。今季は本塁打(44)、打点(107)ともに2位以下に大差をつけており、打率も.329まで上昇。この日ナイターを控える佐野(DeNA)の打率.326を暫定ながら抜き単独トップに浮上。令和初の3冠王へ“村神様”の快進撃は止まらない。

 なお、先発の原は6回5安打1失点の好投で7勝目。6月29日の広島戦以来となる白星を手にした。

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