チームUSAのデローサ監督はアイビーリーグ出身のエリート 現役時代は内外野全てを守る器用な選手

[ 2022年8月20日 07:31 ]

カブス時代のマーク・デローサ
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 チームUSAのトニー・リーギンズGMが19日(日本時間20日)、MLBネットワークの朝の番組で、23年のWBCでマーク・デローサ(47)が監督を務めると発表した。

 デローサが司会の番組「MLBセントラル」で「マークとは何度か良い話し合いをして、結びつきを感じた。彼のリーダーシップ、コミュニケーション力は素晴らしい」と説明。デローサは笑顔で「本当に名誉なことだし、恐れ多い。ただ09年のWBCでアメリカのためにプレーしたことは、野球人生の中でも最も素晴らしい経験だった。今回スターがきら星のように並ぶチームを率い、国を代表することは私にとって一生に一度の機会」と話している。

 デローサは米国アイビーリーグの名門ペンシルべニア大出身。大学時代はアメリカンフットボールのQBと野球の遊撃手の二刀流だった。96年ブレーブスからドラフト指名され、98年にメジャーデビュー。ブレーブス、レンジャーズ、カブスなど8球団で16シーズンプレーした。個人タイトルに絡んだことはないが、08年はカブスで打率・285、21本塁打、87打点の好成績。加えて内野のすべてのポジションを守り、外野もレフトとライトをプレーしていたことで09年のチームUSAの貴重なメンバーとなった。

 「私とプレーした経験がある選手なら、いつもチーム第一に考えていたことを知っている。出場した選手が健康な状態で所属球団に戻れるよう全力を尽くすが、同時にトーナメントに勝つために何だってする」と連覇に向け、必勝宣言をした。

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2022年8月20日のニュース