聖光学院 快速左腕対策で打ち込み1時間半超 斎藤監督「2、3点の勝負に持ち込まないと」

[ 2022年8月20日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権第13日・準決勝   聖光学院―仙台育英 ( 2022年8月20日    甲子園 )

打撃練習で汗を流す聖光学院・赤堀(撮影・後藤 大輝)
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 聖光学院は仙台育英との大一番へ向け兵庫県内で練習を実施。打撃練習では140キロ超が5人の相手投手陣を想定し、1時間半以上もバットを振り込んだ。九州学院との準々決勝は計13安打も140キロ台の直球を投じる直江新(2年)には4イニングで2安打。斎藤智也監督は「140キロ台を連発する投手だったので彼をもう少し攻略したかった」と振り返る。

 この日の打撃練習では3カ所に左投手2人とマシンを設定。打撃投手は相手のエース左腕である古川に近いフォームで投球した。快音を響かせた赤堀颯主将(3年)は「相手先発は予想できない。誰がきても2桁安打なんて言っていられないので、いやらしく攻め、どこで一本を出すか」と見据える。

 東北対決となった準決勝。仙台育英には4月に行われた練習試合で完敗しており、斎藤監督も「どれくらい点が取れるか。2、3点の勝負に持ち込まないと勝機はない。ここから先は総力戦」と覚悟をにじませていた。(後藤 光志)

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2022年8月20日のニュース