【甲子園】投打で活躍の下関国際・仲井 決勝へ「勝たないとここまで来た意味がない」快進撃にも慢心なし

[ 2022年8月20日 15:46 ]

第104回全国高校野球選手権大会・準決勝   下関国際8ー2近江 ( 2022年8月20日    甲子園 )

<近江・下関国際>7回を抑え吠える下関国際・仲井(撮影・藤山 由理)
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 下関国際が今春選抜準Vの近江を破り、同校初の決勝進出を果たした。

 投打で鍵となったのが背番号6・仲井慎(3年)だ。2回無死一、二塁のピンチから先発・古賀康誠(3年)に代わってマウンドへ。3回に2点を失ったものの中盤以降は近江打線を封じ「自分的には試合が始まる前から肩をつくっているので、いつでもいけると。見方が点を取ってくれてそれ以上点をやらないのが投手。どうにか0点で抑える気持ちでマウンドに立っていました」と振り返った。

 7回は2死一、三塁のピンチを背負ったが「失点をしてしまったらいけないと思っていた。動揺はなかった」と冷静に後続を断ち、無失点で切り抜けた。

 打っても初回1死二塁から先制打を放つと、4-2の7回に中犠飛でリードを広げ3番打者の役割をまっとうし「相手が山田くんということで球も速いし変化球のキレもいい。短くコンパクトに持って打席に立ちました」と胸を張った。

 「決勝戦に行けるということが素直に嬉しいです。相手が近江高校さんということでレベルも上。自分たちは力がないのでチームでしぶとく徹底してやりました」と微笑んだ仲井。大阪桐蔭、近江とセンバツ優勝、準優勝校を破っての快進撃にも「燃え尽きたはまったくない。切り替えてやっていかないと」と慢心はない。

「明後日、決勝があるわけで、勝たないとここまで来た意味がない。勝って絶対優勝したい」と力強く意気込んだ。

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