DeNA雨中の激闘制しハマスタ16連勝!代打・伊藤光が気迫V打 8月驚異の15戦13勝2敗、5差追走

[ 2022年8月20日 21:47 ]

セ・リーグ   DeNA6―5広島 ( 2022年8月20日    横浜 )

<D・広>本拠地16連勝しボードを掲げる伊藤(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAが広島との雨中の激闘を制し球団記録をさらに更新し、本拠地連勝のプロ野球史上3位タイとなるハマスタ16連勝を飾った。昨年6月以来となる今季初の5連勝を決め、三浦監督体制2年目で最多となる貯金8とした。これで8月15戦を戦い驚異の13勝2敗。この日デーゲームで勝利した首位ヤクルトとのゲーム差は5のままとなった。奇跡の大逆転優勝へ“真夏の大冒険”は続く。

 興奮冷めやらぬハマスタでのヒーローインタビューで殊勲の伊藤光は最後はマスクをかぶり「最後は何としてでも、どんな形でも勝ち切る、と思っていました」と笑顔で語った。ハマスタ16連勝については「ファンのみんなの力があってこそです!」と声を上げ大きな大きな拍手を浴びた。

 入江がまさかの被弾で5―5の同点となった8回。最大4点リードを追いつかれても、諦めない姿勢を貫くのが今のDeNAだ。宮崎が強烈な一塁ライナーに倒れ悔しさをあらわにすると、続くソトが中越え二塁打で出塁。柴田が二ゴロに倒れ、嶺井が死球で2死一、三塁。ここで入江に代打・伊藤光が送られる。そして相手4番手・松本の3球目143キロストレートを中前にはじき返した。伊藤光の気迫のこもった一打ですぐさま勝ち越しに成功すると、ハマスタのボルテージはMAXに達した。9回は守護神・山崎が1死三塁のピンチを切り抜け雄叫びの28セーブ目。5連勝でハマスタ16連勝を決めた。

 先発の石田が初回に1点を失った直後だった。2死から佐野が右前打で出塁すると、4番・牧が2戦連発となる19号逆転2ランを左中間スタンド中段に叩き込んだ。これで球団史上初となる新人から2年連続20号に王手をかけた。続く5番・宮崎にも8号ソロが飛び出し、すぐに試合をひっくり返した。

 先発の石田は初回にマクブルームに適時打を許した後は雨が強まる中で力投を続け、6回まで得点を許さなかった。打線は、5回に再び2死から楠本、佐野の連続適時打で2点を加点。リードを4点に広げた。

 7回もマウンドに上がった石田は先頭のマクブルームを三振に斬った後、西川に四球、坂倉に右前打を許し1死一、二塁のピンチを招いた場面で2番手・平田と交代した。しかし会沢、松山、堂林に適時打を許しこの回3失点。1点差に詰め寄られた。

 8回には15試合連続無失点中だった3番手・入江が先頭の秋山を打ち取った後、4番・マクブルームにまさかの被弾。試合は振り出しに戻った。

 ▼牧 何とか次につなげようと打席に入りました。もっと点を取って(石田)健大さんを援護できるように頑張ります。

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