大谷翔平 「積極的に攻めれているのがいい」6回1失点12Kで9勝目、打では2点三塁打

[ 2022年7月14日 14:28 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―1アストロズ ( 2022年7月13日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>先発の大谷(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は13日(日本時間14日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で今季15度目の投打同時出場。「1番・投手兼DH」は4月20日のアストロズ戦以来で4度目で、6回を投げて毎回の12三振を奪い1失点で9勝目を挙げた。自身6連勝で、日本人投手の4試合連続2ケタ三振は95年の野茂英雄以来2人目。打っても、エ軍の先発投手として50年ぶりの三塁打となる2点三塁打を放つ2安打2打点の活躍を見せた。エ軍は7―1で勝ち、連敗を5でストップした。

 大谷は試合後、「苦しい試合が多いんですが、何とか粘ってきょうも勝てたので、また明日切り替えて頑張りたいと思います」言いと、適時三塁打には「自分が投げている時にかかわらず、常に得点圏の走者は還したいと思っているので、いい打撃ができてよかったと思っています」と振り返った。4試合連続2ケタ奪三振には「積極的に攻めれているのがいいところかなと思う。奪三振は流れを持ってくるのに凄くいいアウトだと思うので、続けられるように頑張りたい」と話した。

 チームは5連敗中で、今季5度目の連敗ストッパーとして先発登板し、初回は先頭のアルテューベを四球で出したが、マコーミックをスライダーで空振り三振。今季初めて盗塁を許し1死二塁となったが、タッカーをカーブで空振り三振、ブレグマンを遊ゴロに打ち取った。2回はグリエルを直球で空振り三振、マティエビッチを遊ゴロ、ペーニャをスライダーで空振り三振。3点のリードとなった直後の3回は1死から初安打を許したが、アルテューベを空振り三振、マコーミックを右飛に打ち取った。4回は先頭のタッカーに四球を与えたが、ブレグマンを左飛。盗塁を許して1死二塁となり、グリエルに右前適時打されて1点を失った。球団記録を更新していた連続イニング自責点ゼロは「32」で止まったが、続くマティエビッチ、ペーニャは連続三振に仕留めた。5回は1死からマルドナドに右中間二塁打されたが、2三振を奪い無失点に抑えた。6回は先頭のタッカーをカーブで見逃し三振に斬って取り4試合連続2ケタ三振を達成。日本人投手では95年野茂以来27年ぶり2人目となった。ブレグマンには右前打されたが、続くグリエル、マティエビッチを連続三振に仕留めて、この回で降板した。

 打っては、初回無死の第1打席はア軍の先発右腕ハビエルと対戦し空振り三振だったが、2回2死一、二塁の第2打席で右翼線に2点適時三塁打。8日(同9日)のオリオールズ戦の9回に中越え19号ソロを放って以来4試合14打席ぶりの安打となった。エンゼルスの先発投手の三塁打は1972年6月27日のノーラン・ライアン以来50年ぶり。4回2死一塁の第3打席は四球で、右腕アブレイユと対戦した6回1死一塁の第4打席でも左前打し、4試合ぶりのマルチ安打をマークした。右腕スタネックと対戦した7回1死二塁の第5打席は空振り三振だった。

 前回登板の6日(同7日)のマーリンズ戦では「3番・投手兼DH」で先発。7回を投げ10三振を奪い2安打1失点で8勝目を挙げた。打っては勝ち越し2適時打を放ち4打数1安打2打点、1盗塁だった。エンゼルスの先発投手の三塁打は1972年6月27日のノーラン・ライアン以来50年ぶり。4回2死一塁の第3打席は四球で、6回1死一塁の第4打席でも左前打し、4試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 これで通算成績は、投手は15試合で9勝4敗、防御率2・38、打者は86試合で322打数83安打、打率・258、19本塁打、56打点、10盗塁。1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる同一シーズンでの2ケタ勝利、2ケタ本塁打に王手をかけた。

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