【大谷と一問一答】4試合連続2桁奪三振に「奪三振というのは強み」球宴本塁打競争は「まだ分からない」

[ 2022年7月14日 16:19 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―1アストロズ ( 2022年7月13日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>先発した大谷(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は13日(日本時間14日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で今季15度目の投打同時出場。「1番・投手兼DH」は4月20日のアストロズ戦以来で4度目で、6回を投げて毎回の12三振を奪い1失点で9勝目を挙げた。自身6連勝で、日本人投手の4試合連続2ケタ三振は95年の野茂英雄以来2人目。打っても、2回2死一、二塁の第2打席で、エ軍の先発投手として50年ぶりの三塁打となる右翼線2点適時三塁打するなど2安打2打点と活躍した。エ軍は7―1で勝ち、連敗を5でストップした。

 これで大谷の通算成績は、投手は15試合で9勝4敗、防御率2・38、打者は86試合で322打数83安打、打率・258、19本塁打、56打点、10盗塁。1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる同一シーズンでの2ケタ勝利、2ケタ本塁打に王手をかけた。以下、試合後の大谷との一問一答。

 ――今夜を含め直近6登板は素晴らしい内容。

 「打線とかみ合っているので、1点とられた後にしっかり粘って抑えられたのは、打線とかみ合ういいきっかけだったと思います」

 ――フィル・ネビン監督代行が「連敗中の登板だが、翔平は負けず嫌いで絶対勝つという気持ちが強い」と言っていた。

 「それは連勝中に投げたいですけど、もちろんいっぱい勝って、もちろんポストシーズンにいくのがいいことなので。ただラインアップに入って、負けているので、昨日。やっぱり取り返したいなという気持ちが強かったです」

 ――イニングの最後の打者は三振が多い。何か特別な力が沸いてくるのか。

 「球数を見ながら終わりそうだな、というか、終わりが見えている時はやっぱりバットに当てさせないのが一番(抑える)可能性としては高い。もちろん奪三振は狙いにいきます」

――ここ最近スライダーが効果的。何か変えたことは。

 「特にはないですね。よりいいスライダー、真っすぐもそうですけど、よりいい球を投げたいと思って毎日練習しているので。どうやったらよいい球を投げられるかなと。どの球種も同じですね」

 ――4試合連続2桁三振。球団ではノーラン・ライアンに続いて2人目。

 「すごい光栄なことですし、もっともっと続けられるように頑張りたいなと思いますけど、シンプルにゼロを並べられるように。今日は1点取られましたけど、シンプルに、そういうふうに考えてピッチングしたいと思ってます」

 ――本塁打競争はまだ1枠空いている。それは自分自身になるか。

 「どうなんですかね。試合の出方というか、オールスター、何も話してないので、まだ何も分からないかなと思います」

 ――それは本塁打競争についても同じか。

 「そうですね。例えば何打席立つとか、何イニング投げるとか、そういうのもまだ全然、話してないので、まだ分からないかなと思います」

 ――昨夏に続き今年もオールスター戦の先発マウンドには立ちたいか。

 「もちろん、そうですね。先発ピッチャーからしたら、特別な場所なので、投げたいと思うのが普通だと思いますけど、もちろん自分よりも数字がいい選手がたくさんいるので、投げるべき選手だと思いますし、もっともっと自分より投げる、ふさわしいピッチャーっていうのはいると思うので、まあ、そこに近づけるように今日も頑張りましたけど、そこを決めるのは僕じゃないので、言われたところで頑張りたいと思います」

 ――この時点で昨季の勝ち星に並んだ。

 「勝ってる試合で自分の登板がたまたま多いかなというのはありますけど、打線も今日も7点取りましたし、いい感じの打席がみんなきょうも多かったと思うので、それを継続していくっていうのが、まあ大事ですし、162試合戦っていく中で安定感を出してそこを出していくってのが難しいところなので、今日勝ったのは一つ良かったと思いますし、また明日切り替えて頑張りたいなと思います」

 ――日本投手では野茂英雄以来の4戦連続2桁奪三振。野茂さんはどんな存在で、その選手と並んだのはどういう気持ちか。

 「すごい光栄なことですし、ひとつ奪三振というのは強みかなとは思ってるので、それに頼らずにというか、全体、トータルで毎試合に勝てるように組み立てていくのもピッチングなので、どういうピッチングができるのか、いろんな選択肢を持てるのが一番いいことかなと思います」

 ――本塁打競争では、昨年は日本選手が出ているのを見てみたいと話していたが。今年は心境が違うよう感じる。

 「昨年はどういうボリュームなのか分からなかったので、なかなかハードでしたし、今年は、もちろん、光栄なことなので、頑張りたいなという気持ちはもちろんありますけど、さっきも言いましたけど、試合がどうなるかわからないので、それによって変わってくるかなと思います」

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