球団通算5000敗でマジック消えた コロナ禍ヤクルト緊急布陣連敗、今季2度目の3連敗

[ 2022年7月14日 21:46 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―4中日 ( 2022年7月14日    バンテリンD )

<中・ヤ>ベンチから試合を見つめる松元監督代行(右から2人目)(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトは中日に1―4で敗れ、今季2度目の3連敗。試合後にマジック対象チームのDeNAが勝ったため、48まで減らしていた優勝マジックが消滅した。

 先発右腕・小川が6回で9安打を打たれながらも2失点と力投したが、2番手右腕・コールが踏ん張れず。打線も6安打1得点と振るわなかった。なお、この日の敗戦でヤクルトは球団通算5000敗(4406勝333分け)を喫している。

 高津監督や山田ら28人が新型コロナウイルス感染で離脱。危機を救いたかった小川は初回にオスナの適時打で先制点をもらったが、その裏、木下の中犠飛であっさり同点に追いつかれた。3回には2死から1番大島、2番岡林、3番木下に3連打を浴び勝ち越し点を献上。それでも、その後は走者を出しながら粘りの投球を披露し、6回9安打2失点で降板した。

 しかし、2番手のコールが踏ん張れない。1―2で迎えた7回、岡林をストレートの四球で歩かせた後で木下に痛恨の2ラン被弾。打線は3点を追う8回に1死一、二塁のチャンスを作るが、無得点に終わった。9回も相手守護神、R・マルティネスにわずか7球で3者凡退。終わってみれば得点は初回のオスナの適時打による1点だけだった。4番・村上は2打数1安打2四球。2戦連発はならず、苦しい状況を打破できなかった。

 リーグ連覇を目指すヤクルトは7月2日のDeNA戦(神宮)でサヨナラ勝ちを収めて史上最速となる優勝マジック53が初点灯。この日の試合前まで48に減らしていた。

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