巨人シューメーカー 3試合ぶり白星ならず 7回途中3失点も味方打線がゼロ行進

[ 2022年7月14日 20:20 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年7月14日    甲子園 )

<神・巨>雨を切り裂き力投したシューメーカーだったが…(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 巨人の新助っ人右腕、マット・シューメーカー投手(35=米国)が阪神戦(甲子園)に先発登板。不安定な立ち上がりから立て直し、7回途中6安打3失点とまとめたが、打線の援護に恵まれず、3試合ぶりとなる来日5勝目を挙げることはできなかった。

 味方打線が初回1死二塁という絶好の先制機を築きながら丸、岡本和が倒れて無得点に終わると、その裏だった。1番・中野、2番・島田とともに初球を打たれて2球で無死一、二塁のピンチ。3番・近本に対して投げた4球目を左前適時打とされ、開始からわずか6球で先制を許した。近本への2球目は右翼ポール際へあわや3ランという当たり。これがファウルとなって命拾いした直後の3連打による先制点献上となった。

 初回は先制された後も無死一、二塁とピンチが続いたが、それ以上得点を許さなかったシューメーカー。だが、2回は7番を打つ先頭のロハス・ジュニアを四球で歩かせ、2死二塁とまたも得点圏に走者を背負うなど、その後も不安定な内容が続いた。4回には先頭・山本に中前打で出塁を許すも次打者のロハス・ジュニアの三振と二盗失敗で併殺となったが、その直後に梅野から右翼ポール際へ2号ソロを被弾。5回と6回は2イニング連続で3者凡退に仕留めた。だが、0―2のまま迎えた7回、先頭のロハス・ジュニアに右中間スタンドへ4号ソロを叩き込まれ3点差とされ、続く梅野を四球で歩かせると、ここで降板となった。

 シューメーカーの投球内容は6回0/3で打者26人に対して89球を投げ、6安打3失点。2三振を奪い、与えた四球は3つ、直球のMAXは147キロだった。

 6月25日に行われたヤクルト戦(神宮)では6回途中4失点ながら3回までに大量6点の援護をもらったこともあって来日初連勝となる4勝目をマーク。だが、7月に入ってからは1日の広島戦(マツダ)で5回途中5失点、7日のヤクルト戦(東京D)では来日最短となる3回途中5失点と2試合連続で敗戦投手となっていた。

 ▼シューメーカー 状態は悪くなかった。ムダな四球と、2本の本塁打は慎重にいったけれど、打たれたことは反省です。次の登板に向けてしっかりと調整していきたい。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月14日のニュース