阪神球団初の女性広報として知られた村山久代さん 定年退職で異例の甲子園セレモニー

[ 2022年7月14日 13:13 ]

贈られた花束を手にする村山久代さん(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 阪神球団初の女性広報としてマスコミにも取り上げられた球団職員の村山久代さん(64)を「送る会」が14日、異例とも言える甲子園球場で開催された。

 村山さんは1978年に阪神タイガースに入社。営業部、総務部などを経て、97年に女性として球団初の広報担当に就任。05年には球団初の女性管理職として広報担当課長に就任。03年は星野監督、05年は岡田監督の下でリーグ優勝を経験。岡田監督も「オリーブ」のニックネームを与えて信頼していた。13年にはNPBの「優秀スタッフ賞」にも選出された。

 45年にわたる阪神球団フロント人生を終え、定年退職する村山さんのために、阪神球団、阪神甲子園球場、阪神園芸など関係会社も全面協力して、異例の甲子園での「送る会」が実現。巨人戦を前に報道関係者、球団関係者などがグラウンドに集まった。矢野燿大監督も「長い間、球団、選手のサポートをありがとうございました。これからも一緒にタイガースを応援してください」と平田勝男2軍監督とともに、ビデオメッセージを寄せ、阪神を常に支えた村山さんに感謝を伝えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月14日のニュース