阪神・西勇、巨人斬り8回零封で6勝目 今季最多124球の熱投「野手に感謝したい」

[ 2022年7月14日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神13―0巨人 ( 2022年7月13日    甲子園 )

<神・巨>力投する先発の西勇(撮影・坂田 高浩)
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 味方の大量リードにも助けられ、リズムに乗った。阪神・西勇は8回4安打無失点と好投。今季最多の124球の熱投で6勝目を手にした。

 「あれだけ点を取ってくれたし、(投球の)強弱がつけられたのはよかった。(点差がある分)悪い投球にならないようにと思いながら配球をした」

 序盤から落ち着いた投球を展開した。6―0の3回は2死一塁から味方の失策で一、三塁に走者を背負ったが、決して動じなかった。丸を外角高めのチェンジアップで二ゴロに仕留め、無失点で切り抜けると、4回先頭で対戦した岡本和にはカーブを3球連続で投じて三ゴロに抑えた。“遊び心”を持ちながら、今季初対戦となった宿敵を手玉に取った。

 「打たせていくことができた。点差が開けば、投げ方も変わる。野手に感謝したい」

 チームが巨人戦で2桁得点を記録して零封勝利するのは20年9月17日以来。この時も西勇が先発で9回4安打に抑える快投で完封勝利を挙げた。この夜のG倒を弾みにして、次回20日の広島戦では自身3連勝をかけて前半戦の集大成に臨む。 (長谷川 凡記)

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2022年7月14日のニュース