阪神・近本 大勝の流れ呼んだ先制適時打!今季9度目猛打賞「僕が頑張らないと」抹消した大山の思い背負う

[ 2022年7月14日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神13―0巨人 ( 2022年7月13日    甲子園 )

<神・巨>初回、1死二塁、中前に先制適時打を放つ近本(撮影・成瀬 徹)
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 阪神・近本が大勝に導く流れをつくった。初回1死一塁の好機でメルセデスの外角スライダーを中前にはじき返し、先制の適時打。続く佐藤輝の三塁内野安打では相手がベースカバーに入っていないのを確認すると、迷わず、三塁を陥れ、自慢の俊足で追加点につなげる働きを見せた。

 「(適時打は)大きかった。(三塁への走塁も)最初からは想像できないし、その時の場面で判断することなので」

 瞬時に見せた好判断で流れを呼び込んだ。続く2回は1死二、三塁では一塁へのゴロで敵失を誘う一打。メルセデスとは今季初対戦だったが、試合前までで通算30打数12安打、打率・400と得意にするなど、好相性を味方に付けた。6回2死では中前打。8回には左翼へ二塁打を放ち、6月23日の広島戦以来、今季9度目の猛打賞を記録した。

 この日は大山が抹消となった。「(大山)悠輔に助けられて、ここまで来ているので。僕が頑張らないといけない」。同学年の大山の思いも背負い、ここからも「3番・近本」が打線をけん引していく。(長谷川 凡記)

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2022年7月14日のニュース