DeNA育成出身2年目左腕・石川 プロ初登板初先発は2回1/3を2失点で降板 セ史上初の偉業はならず

[ 2022年7月14日 19:46 ]

セ・リーグ   DeNAー広島 ( 2022年7月14日    マツダ )

<広・D>プロ初登板初先発の石川(撮影・奥 調)
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 DeNAの2年目左腕・石川達也投手(24)が14日、広島戦(マツダ)でプロ初登板初先発。勝てばセ・リーグ史上初の育成ドラフト入団選手のプロ初登板初先発初勝利だったが、2回1/3を2失点で降板となった。

 東克樹が13日に発熱、倦怠感の症状があり新型コロナウイルスの陽性判定。この日の広島戦で先発予定も回避。代役としてマウンドに上がったのは20年育成ドラフト1位で法大から入団し、6月21日に支配下契約を結んだ石川。思わぬ形で舞い込んだプロ初登板初先発で、プロの洗礼を浴びた。

 注目の初球は緊張からか143キロのストレートがワンバウンド。それでも、続く145キロの外角高めストレートでストライクを取ると、カーブで追い込み最後は144キロのストレートで野間を左飛に仕留めた。続く菊池涼にはストレートの四球で走者を許したが、秋山を二飛、マクブルームを中飛と、いずれもストレートで抑えて上々の立ち上がりを見せた。

 2回は先頭に四球を与えるも後続を打ち取った。3回に3点の援護をもらった石川は、先頭のアンダーソンからプロ初の三振を奪うも、続く野間に初ヒット、菊池涼に左翼線二塁打で1死二、三塁のピンチを招いた。さらに秋山に右前打を浴びてプロ初失点となったところで降板となった。石川は2回1/3を45球投げ、被安打3、1奪三振、2四球、2失点だった。

 ◆石川 達也(いしかわ・たつや)1998年(平10)4月15日生まれ、神奈川県出身の24歳。横浜高では藤平(楽天)との二枚看板で3年夏の甲子園出場。法大では2年春からリーグ戦に登板。今年は左手首骨折で春は登板なしも秋に復帰して1試合に登板。通算18試合で3勝0敗、防御率2.10。持ち球は直球、カットボール、カーブ、フォークなど。1メートル78、73キロ。左投げ右打ち。

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