巨人アンドリース、来日初勝利またもお預け「勉強になる登板だった」 2試合連続でリリーフ陣打たれる

[ 2022年6月7日 20:36 ]

交流戦   巨人―西武 ( 2022年6月7日    ベルーナD )

<西・巨>6回、栗山を投ゴロに打ち取るアンドリース(撮影・久冨木 修)     
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 巨人の新助っ人右腕、マット・アンドリース投手(32=米国)が西武戦(ベルーナD)で来日2度目の先発登板。6回途中7安打3失点(自責2)とまとめたが、前回に続いて降板後にリリーフ投手が打たれて来日初勝利はまたもお預けとなった。

 2回、栗山を併殺打に打ち取って2死走者なしとした直後に愛斗へ3ボール1ストライクから投じた5球目、真ん中高め144キロ直球を左翼スタンドへ叩き込まれて先制を許したアンドリース。だが、打線が直後の3回に丸、ウォーカーの連続二塁打と岡本和の勝ち越し二塁打、増田陸の2点適時打で一挙4点を奪い返して逆転に成功した。

 4回に1点失い、リードは2点に。だが、4―2のまま迎えた6回だった。先頭の山川に右中間二塁打を許し、続く栗山を投ゴロに打ち取って山川を二、三塁間の挟殺プレーでアウトに。打者走者の栗山がその間に二塁まで進んだ1死二塁の場面で降板となった。この時点でまだ2点リードだったが、2番手右腕・菊地にスイッチした後、最初に打席へ迎えた愛斗のゴロを遊撃手・中山がファンブルする痛恨の失策。2死後、外崎を四球で歩かせて満塁とした後で滝沢には2者連続四球で押し出しとなり、1点差に迫られた。ここで3番手右腕・鍬原が登板。だが、最初に打席へ迎えた若林に右前へ2点適時打を浴びた。これで4―5。アンドリースの勝利投手の可能性が消滅した。

 投球内容は5回1/3で打者23人に対して87球を投げ、7安打3失点(自責2)。6三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは148キロだった。

 アンドリースは前回登板した5月31日のソフトバンク戦(東京D)では球界屈指の強打線を6回6安打無失点に抑え勝利投手の権利を得て降板したが、直後の7回に鍬原、高梨のリリーフ陣が追いつかれ、来日初登板初先発初勝利が消滅。結局、チームも逆転負けを喫した。

 ▼アンドリース 調子自体は悪くなかったが結果にはつながらなかった。イニングは残っているのでチームが勝利するように応援したい。勉強になる登板だったので次以降の登板に生かせるようにしたい。

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2022年6月7日のニュース