阪神・梅野が待望の昇格 態勢万全いざ地元凱旋!矢野監督も期待「チームの活性化にもなる」

[ 2022年6月7日 05:30 ]

阪神・梅野

 右脇腹筋挫傷からの復活を目指して2軍調整していた阪神・梅野が、7日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から1軍昇格することが6日、分かった。矢野監督が「上げる」と明言した。梅野も昇格を見据え、力強く意気込みを語った。

 「ケガの状態も良くなっているし、あとは結果として状態を上げながら。チームも上昇してきているし、戦力として戦いたい」

 5月18日に登録抹消され、同28日から実戦復帰。ここまで2軍戦4試合で打率・273と状態を上げてきた。3日からの由宇遠征にも参加し、当日は「3番・DH」で4打席に立ち、4日には「7番・捕手」で先発フル出場して準備を整えた。

 2軍では若虎たちに「背中」も見せてきた。試合前練習などでは「後輩たちに何か伝えられれば」と積極的に声をかけ、自らの経験談や技術を伝えた。「みんなとやれている環境が自分のためになる」。故障もプラスにとらえ、汗を流した。

 目下5連勝中のチームにとっても、待望の復帰だ。「リュウ(梅野)の存在感を見せていってくれるのが、チームとしての活性化にもなる」と指揮官。現在は梅野に代わって昇格した長坂が躍動を続け、坂本も控える。スタメン出場が約束されているわけではないが、梅野が復帰することで新たな戦略的バリエーションが増える。存在感、安心感もあり、反攻を目指す猛虎にとってはプラス要素しかない。

 くしくも故郷からの1軍復帰。「戦うというところではどの球場に行っても闘争心を燃やしてチームのために頑張っていきたい」。自らの「原点」から再出発する。(石崎 祥平)

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2022年6月7日のニュース