交流戦首位タイ浮上の阪神・矢野監督「チーム全体で勝てている」セ最下位脱出、借金完済も視野

[ 2022年6月7日 22:11 ]

交流戦   阪神2―0ソフトバンク ( 2022年6月7日    ペイペイD )

<ソ・神>6回、2点適時二塁打を放った大山(左)を迎える矢野監督(右から2人目)(撮影・岡田 丈靖)               
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 阪神は6月無傷の6連勝とした。「チーム全体で勝てている」と好調の投手陣と攻撃がかみあってきたことに、矢野監督も手応えを強調。梅野も復帰戦の零封リレーで存在感を発揮した。湯浅を休養させても、なおブルペンには余力がある。交流戦優勝、最下位脱出、そして借金返済も見えてきた。以下は矢野監督の一問一答。

 ――西勇は援護がない試合が続いていたが、粘って勝ちがついたのは大きい。
 「まあね、ほんと勝ちにつながっていなかったんで。防御率というのがあるけど、それでも勝ちがつかないとね、ノッていけない部分っていうのはあるんで。きょうもランナーを出しながらやけど、よう粘ってくれた。交流戦明け以降もまたやってくれるんじゃないかなっていう形で行けた」

 ――足を気にしていたが。
 「なんかちょっとつりかけていたというか、つっていたというか。うん、大丈夫」

 ――打つ方はまた大山。
 「そうやね、輝のところで入らなかったんで。あそこで悠輔が打ってくれて2点になったんでね。もう本当に、なにか今やってくれるんじゃないかなっていう雰囲気をすごく出して。もちろん、あの場面で打つというのは簡単なことじゃないし、相手は右投手なんでそれを仕留めてくれたのは大きいし。打点もチームトップになってくれている。本塁打もそうやけど、こうやって打点を挙げてチームを勝たせるという、そういうのが悠輔自身も思っているところだと思うんで。頼もしくなってきたなと思っています」

 ――投打がかみ合ってきて、流れが変わった実感は。
 「まあ、そりゃあ、結果的に勝てているのは、良い部分があるから勝ててるんで。でも、島田のバントとか、やっぱり“勝ったからいいよ”では済ませられない。最近ちょっとバントが決まっていないんで。より上を目指すところではそういう反省点もあるし。もちろんいい部分もあるから勝てているわけで、ほんとに全体にいい流れを作れているっていうのはあるので。それを明日以降にもつなげたいと思います」

 ――湯浅が抹消。岩貞が7回をきっちり抑えた。
 「今はカジ(加治屋)が行っても、誰が行ってもっていうぐらいのレベルにみんな中継ぎ陣が頑張ってくれているんで。でも湯浅がポンと抜けた中で、サダの最初の登板でピシャッと行ってくれるっていうのはチームにとってもちょっと安定感が出てくるし、サダ自身も落ち着けるような登板になったと思う。誰かが抜けて、あーやっぱり湯浅が抜けてってなると明日以降にも影響することは出てくる可能性もあるんで。そこでよく投げてくれたと思います」

 ――ケラーが昇格。久々で生で見た
 「生でって(笑)。今日ピッチングなんか見ているわけないし、2軍の試合は俺も見られるやつは全部見てるんで。まあ、前よりは状態上がってきていると思うし、それは今後のこと」

 ――梅野も緊張感持ってゲームに臨んだ。
 「緊張感というか、いったん落ちて上がってきてというのはみんな気持ちっていうのは変わって当然やと思うし、これでゼロで試合を終えられたというのはサダと一緒の部分もあると思うし、リュウもね、今シーズン今のところ思うようにいっていないところなので、そういう意味では抹消の後のいいスタートは切れたかなと思います」

 ――前回の6連勝と手応えも違う。
 「いやーそんな違うとかわからへんけど、バッター陣が何とか出来そうな感じが出てきたし、チーム全体で勝てているというか、後からいった選手が頑張ってくれたり、ピッチャーはずっと頑張ってくれてるけど、そういうところではいい形にはなってるなとは思うけど。前回との違いは俺にはようわからん」

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2022年6月7日のニュース