ヤクルト・石川 「チームのためになる」交流戦歴代単独最多27勝でセ初の交流戦全カード勝ち越しへ

[ 2022年6月7日 05:30 ]

ヤクルト・石川
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 最終週を迎えた交流戦は2ゲーム差に5チームがひしめく大混戦となった。7日からの最後の6連戦は首位ヤクルト、2位阪神の対戦相手が、いずれも3位のオリックスとソフトバンクになり、上位4チームが全て直接対決で雌雄を決する。4年ぶり2度目の優勝を目指すヤクルトは、石川雅規投手(42)が9日のオリックス戦に先発し、歴代単独最多に立つ交流戦27勝目を狙う。

 石川のメモリアル勝利が、優勝には欠かせない。9日のオリックス戦に先発予定。「一瞬でも一番になることは凄くいいこと。ひいてはチームのためになる」と交流戦単独トップに立つ1勝へ意気込んでいた左腕は、大阪・舞洲で調整した。

 交流戦通算勝利数は和田(ソフトバンク)、杉内(巨人3軍投手コーチ)と並び歴代最多26勝。力を認め合う1学年下の和田との対決は実現しなかったが、球団新となる8カード連続勝ち越し、そして18年以来2度目の交流戦優勝へ大事なマウンドに臨む。

 オリックス戦の登板は昨季の日本シリーズ以来。第4戦に先発し6回1失点と好投。セ・リーグ最年長41歳10カ月のシリーズ勝利を果たした。昨秋も石川の記録的1勝が、優勝につながる一歩となった。21年目の今季は6試合で防御率2・76、2勝3敗と好調キープ。現役最多の180勝目を懸け、日本シリーズ快投の再現を狙う。

 交流戦は2ゲーム差に5チームがひしめく大混戦。首位のチームはともに3位のオリックス、ソフトバンクとビジターで7日から6連戦。今季は本拠では貯金1止まりだが、敵地で20勝6敗1分けと圧倒的な強さを誇る。高津監督は「凄く大事な1週間。いい勝負がしたい」と力を込めた。(青森 正宣)

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