“おじさん”青木が“じいさん”石川援護弾!ヤクルト40代コンビが球団初のアベック大暴れ

[ 2022年4月24日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-0阪神 ( 2022年4月23日    神宮 )

<ヤ・神>4回、青木は先制ソロを放つ(撮影・大森 寛明)
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 0―0の4回無死。ヤクルト・青木がウィルカーソンの高め直球を右越えへの1号ソロとした。先制弾が決勝弾。「なかなか勝てずに元気ない石川さんを見ていた。石川じいさんのために頑張りました!」。満面の笑みで絶叫した。

 同じ試合で40代選手が決勝アーチを放ち、40代投手が白星を挙げるのは球団史上初。ともにお立ち台に上がった石川も「青木おじさんが打ってくれたので、僕も気合が入りました!」と応じてファンを沸かせた。

 2人は春季キャンプでは朝一番に一緒に球場入り。神宮球場のクラブハウスのロッカーは隣同士で、石川が勝てない間も青木は「大丈夫。石川さん、大丈夫ですよ」と声をかけてきた。長年ヤクルトを支えてきた40代コンビの活躍で快勝し、最高の夜になった。

 《同一年達成は過去1度》ヤクルトは42歳の石川が勝ち、40歳の青木が決勝ソロ。ヤクルトで40代選手の勝利と本塁打が同一年に記録されるのは、92年に41歳の新浦が1勝、41歳の八重樫、40歳の杉浦が各1本塁打して以来30年ぶり2度目だが、同一試合では初めてだ。また、40代選手による勝利投手と決勝弾の競演は、13年6月23日の巨人戦で中日の山本昌(47歳)が勝ち、和田(41歳)が打って以来になった。なお、チームで1―0決勝弾は昨年6月11日ソフトバンク戦の村上以来延べ49人目で、40代は青木が初。

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2022年4月24日のニュース