早大に孝行息子出現 加藤がリーグ戦初勝利 連敗を3で止める

[ 2022年4月24日 12:12 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第3週第2日 2回戦   早大2―1明大 ( 2022年4月24日    神宮 )

東京六大学野球<早大・明大>力投する早大の先発・加藤(撮影・木村 揚輔)
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 開幕から3連敗と苦しんでいる早大に孝行息子が出現した。法大戦に次ぐ2度目の先発となった加藤孝太郎(3年=下妻一)がチーム打率・373の明大相手に凡打の山を築く。リリースポイントが打者に近く、いわゆる“球持ちがいい投手”。手元で伸びてくるため130台キロでも打者を詰まらせた。

 打線も吉納翼(2年=東邦)を5番に上げ、松木大芽(4年=金沢泉丘)、島川叶夢(3年=済々黌)を初スタメンで起用。2回、9番から7番に打順を上げた印出太一(2年=中京大中京)が先制適時打。4回には松木が犠飛で追加点を挙げ新打線が機能、加藤を援護した。

 7回に失策から1点を奪われたが9回を投げ切り初完投勝利。守備でも9回、あわや同点の左前安打を松木がストライク返球でアウトにしてゲームセット。小宮山悟監督が「孝行息子が出てこないかと期待している」と嘆いていたが、ついに出現。顔色を変えず淡々と投げる加藤が早大の負の連鎖を断ち切った。

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2022年4月24日のニュース