ドラフト候補の関学大・西 MAX150キロで7回1失点 スカウトも「気持ちの強さ」評価

[ 2022年4月24日 05:30 ]

関西学生野球   関学大2-1関大 ( 2022年4月23日    甲子園 )

<関学大・関大>7回を4安打1失点に抑えた関学大の先発・西隼人(撮影・岸 良祐)
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 1回戦と2回戦の各1試合があった。関学大は今秋ドラフト候補の西隼人投手(4年)が7回1失点と好投。1点を追う8回に同点とし、中隈廉王外野手(4年)のスクイズで決勝点を挙げた。

 今秋ドラフト候補の関学大・西が、7回を4安打1失点(自責0)。最少失点で粘り、チームの逆転勝利を呼び込んだ。

 「先制点をやらない意識だったが、相手に流れを渡さないまま(救援陣に)つなげられたと思う」

 昨年4月以来の甲子園登板で、序盤から快調に飛ばした。3回まで打者9人で抑える完全投球。球場表示では自己最速に、あと2キロに迫る150キロを2度計測し、4回に失策絡みで許した1点のみにとどめた。力投で相手のバットも2本折り、ソフトバンクの稲嶺スカウトは「マウンド上で気持ちの強さを感じる」と評価した。

 今季は未勝利ながら21回を投げて防御率0・43と圧倒。「チームが勝たないと神宮に行けない。自分のやることをやっていく」。相手をゼロに封じ、勝利だけを追い求める。

 ◇西 隼人(にし・はやと)2000年(平12)10月13日生まれ、福岡県糸島市出身の21歳。前原小3年から前原野球スポーツ少年団で野球を始め、前原西中では西福岡メッツに所属。福岡大大濠では1年秋から背番号8でベンチ入りし、3年春から背番号1。2年春に甲子園出場。高校通算16本塁打。関学大では2年秋からリーグ戦に登板し通算3勝。1メートル78、84キロ。右投げ左打ち。

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