藤本ホークス初アベック弾は三森&上林 指揮官ご満悦「今日の勝因はホームラン」

[ 2022年4月24日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9-3日本ハム ( 2022年4月23日    札幌D )

<日・ソ>3回、3点本塁打の上林(右)はグラシアルとハイタッチ(撮影・西川 祐介)
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 藤本ホークス初アベック弾!ソフトバンクは23日、日本ハムに9―3と快勝した。2回に三森大貴内野手(23)、3回に上林誠知外野手(26)の3ランが飛び出し、相手先発の上沢を攻略。チーム今季22試合目で初めての1試合複数本塁打となった。前夜は17安打で5得点に終わったが、この日は10安打9得点と効率のいい攻撃でチームの連敗を3で止めた。

 一発攻勢で前夜の憂さを晴らした。最初に花火を打ち上げたのは三森。今宮の適時打で1―1とした2回、なおも2死一、三塁で上沢のカットボールを捉え、ライナー性の当たりを右翼席に突き刺した。チームトップの3号は勝ち越しの3ランとなった。

 下半身の張りのため9日の西武戦から4試合欠場後、19日のオリックス戦で復帰。これまでDH、一塁での先発出場だったが、この日は「1番・二塁」で出場。定位置に戻ったリードオフマンは「やることは変えずに、ここからまた勝てるようにやっていく」と頼もしい限りだった。

 前日は投手陣が3被弾など12失点。一発だけでは、まだお返しは足りない。続いたのは上林だ。4―2の3回無死一、二塁で上沢のチェンジアップを右翼席中段まで運ぶ今季1号3ラン。「昨日の相手の攻めが一発だったんで。こうやって打つとガラっと雰囲気は変わる。(本塁打は)試合に出れば出るもの。最低2桁、いい場面で打てたらうれしい」。17年から6年連続本塁打に声は弾んだ。

 チームは前夜17安打を放ちながら11残塁で5得点に終わった。この日は一転し、8回にも1死二、三塁から甲斐の適時二塁打で2点を追加するなど、10安打で9得点と“コスパ抜群”だった。

 1試合複数本塁打は今季初めて。藤本ホークス初のアベック弾となり、指揮官は「今日の勝因はホームラン。必死にやってくれているし、打線として泥くさい1点も継続ですけど、ああいう3ラン、3ランも、ダメージは大きいですよ」とご機嫌だった。チームの連敗を3で止め、このカード1勝1敗のタイとした。打線は3試合連続2桁安打中。この勢いをぶつけて5カードぶりのカード勝ち越しを狙う。(井上 満夫)

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