波佐見―日章学園戦が九州大会初の継続試合に 10-4の8回から24日に再開 

[ 2022年4月24日 05:30 ]

高校野球春季九州大会第1日   波佐見―日章学園 ( 2022年4月23日    ひなたサンマリンスタジアム宮崎 )

<波佐見・日章学園>継続試合になったスコアボード
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 開幕し、1回戦2試合が行われた。波佐見(長崎)は日章学園(宮崎)に7回終了時点で10―4とリードしていたが、雨のため九州大会では初めての継続試合となった。24日に8回から再開する。24日は順延された東明館(佐賀)―九州国際大付(福岡)、九州学院(熊本)―大分舞鶴のほか、1回戦残り4試合も行われる。

 試合開始当初から降り続いた雨は、波佐見が6点リードの7回終了時点で一段と強くなった。約40分の中断の後、九州大会では初の継続試合が決定。波佐見の得永健監督は「負けていたり、追いつきそうな展開だときついけど、残り2イニングで6点リードしているのでセッティングはしやすいのかな」と前向きに捉えた。

 波佐見は長崎大会の6試合中5試合で逆転勝ちして宮崎に乗り込んできた。本領を発揮したのは3―4と試合をひっくり返された直後の7回だ。押し出し四球で同点に追いつくと、代打の岩崎樹(たつき、3年)が直球を捉え勝ち越しの右越え2点二塁打。「絶対に打ってやる気持ちで打席に立ちました」と胸を張った。その後も2本の適時打など、打者11人の攻撃で7点を入れた。

 九州大会初の継続試合は24日に8回から行われる。岩崎樹は「こういう経験は初めて。しっかり気持ちを切らさずに心身ともに準備したい」と表情を引き締めた。(杉浦 友樹)

 ▼日章学園・大谷真聖主将 もう点はやれない。(試合再開時の)入り方が難しいが、逆転できる流れをつくりたい。

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2022年4月24日のニュース