安定感光る「なべじい」こと阪神・渡辺 7回1死から2人をピシャリ!開幕から8試合連続無失点

[ 2022年4月24日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-1ヤクルト ( 2022年4月23日    神宮 )

<ヤ・神>7回から登板した渡辺(撮影・久冨木 修)
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 阪神の左腕・渡辺の安定した仕事ぶりが光る。1点劣勢の7回1死から登板。4番・村上との対戦では高め中心の配球で攻めると、最後は外角低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。続く塩見も二ゴロに抑え、開幕から8試合連続無失点とした。

 「与えられた場面で仕事ができるように、いつも万全の準備をしています。今日は左打者の村上選手だけではなく、右打者の塩見選手に対しても自分のボールを投げることができました」

 主に左打者封じ役となるワンポイントとしての起用が続いているが、左打者の被打率が・200に対し、右打者は同・143としっかり抑えている。特に変則サイドスローから繰り出される変化の大きいスライダーが持ち味だ。左右の打者が嫌がる最大の武器を効果的に使えていることが、好調の要因に挙がる。

 開幕直後には背中の張りで一度は登録を抹消されたが、もう体調は万全だ。育成契約から開幕前に支配下登録された左腕が今では欠かせない存在となってブルペン陣を支えている。(長谷川 凡記)

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2022年4月24日のニュース