巨人・原監督も「1人併殺」完成のビッグプレーに賛辞 「頭脳的、状況判断ができたダブルプレー」

[ 2022年4月19日 22:21 ]

セ・リーグ   巨人3―1広島 ( 2022年4月19日    東京D )

<巨・広>広島に勝利し笑顔で吉川(右)とハイタッチする坂本 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人・原辰徳監督(63)が守備力を勝利の要因に挙げた。美技連発で内野守備を引き締めた吉川を「ナオキの守備も、しっかり守備、守ったという点においてはね、良かったと思いますね」と評価した。

 堅実かつ華麗なプレーを連発した。吉川は0-0の2回1死一、二塁、二ゴロを確実にさばいて併殺を完成させると、4回1死では小園のハーフライナーをジャンピングキャッチ。さらに5回1死からは大盛の右翼線の打球をポランコからの中継を受け、三塁へと好送球。大盛を三塁でタッチアウトにした。

 ビッグプレーが飛び出したのは3-0の7回だ。1死一、三塁から打者・上本の打球は一、二塁間への小飛球に。一塁手・中田が捕球の素振りを見せながら、打球をスルーすると、後方に位置した吉川がワンバウンドで素早く捕球し、飛び出した一走・大盛にタッチ。さらに一塁へと走りこんでベースを踏み、打者走者の上本までをアウトにし、併殺を完成させた。一瞬にしてピンチを脱出したビッグプレーに一塁側ベンチも大盛り上がりだった。

 吉川はこの日、5打数無安打に終わり、連続試合安打は14でストップしたが、守備の勝利への貢献度ははかり知れない。「よく1点で守り切ったなと。それは守備力というものも非常によかったんじゃないかと思いますね。頭脳的なダブルプレー、状況判断ができたダブルプレーを2つ取ってくれましたね」と指揮官も絶賛の働きだった。

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