エンゼルス・大谷のリアル二刀流がゲームの根幹を覆した 能力調整はAIに任せず手作業

[ 2022年4月19日 02:30 ]

ベンチで笑顔を見せる大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルス・大谷を表紙に起用した「MLB THE SHOW 22」は世界で人気の野球ビデオゲームだが、制作スタッフは「リアル二刀流選手に対応させるため、根幹から作り直す必要があった」と明かす。これまでは投球と打撃は別々で処理していたが、そこに投打二刀流が登場。「投手をしながら、打撃で3冠王を獲る可能性だってある。それを自然にみせなければならない」と調整の難しさを説いた。

 現実の大谷は快投を演じながら本塁打をかっ飛ばす。「そのため能力調整はAIに任せず、スタッフが手作業で行った」と続けた。ビジュアルは顔の筋肉の動きまで3Dスキャンで再現し、ホームランを打って喜ぶポーズも1つや2つでなく、多彩に用意した。

 大谷の能力は昨年の成績に基づき、打撃のパワーは99と最高値。一方で左投手に対しバットに当てる能力は60と高くはない。投手としてはピンチで踏ん張れる能力が99、スライダーの曲がりが99、スプリットのコントロールが98とゲーム内最高値。これらの数字もシーズン中、現実の成績や結果に応じて数週間ごとのアップデートで変わっていくという。

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2022年4月19日のニュース