西武・スミス 来日初登板初勝利にホッ 7回ノーノーで降板も「チームの勝利が一番うれしい」

[ 2022年4月19日 21:20 ]

パ・リーグ   西武4―0ロッテ ( 2022年4月19日    ベルーナD )

<西・ロ>来日初勝利のスミス(右)は辻監督からねぎらわれ笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 西武のバーチ・スミス投手(32)が19日、本拠でのロッテ戦(ベルーナD)に来日初登板初先発。7回まで無安打無得点とロッテ打線を封じる快投で堂々の白星デビュー。8回からは降板し惜しくもノーヒットノーラン達成とはならなかったが「本当はもっと投げれたら最高だったんですけど、何より勝ててひと安心です」と初勝利の記念球を手に笑顔を見せた。

 スミスは初回から150キロ台の力のあるストレートとナックルカーブを中心に安定感抜群の投球を披露。打者21人に対し96球を投じ、奪三振5、四死球1と無安打のまま降板。チームの連敗を2で止め「やっとチームの一員に慣れてうれしく思っていて、何よりチームが勝てたことが一番うれしいです」と喜んだ。

 マウンドではポーカーフェイスを貫き淡々とキャッチャーミットへ剛球を投じていたが「投げる前は緊張と興奮が入り交じってしまったので、ちょっと一回落ち着かないといけないと思って、1球1球丁寧に投げることを心掛けた」と初登板とあって実は緊張していたと明かした。

 無安打のまま8回で降板となったが「監督からはナイスピッチングと言っていただいて本当はもっと投げれたら最高だったんですけど、まずは勝ててひと安心です。柘植選手がすごくいいリードをしてくれて、気持ち良く投げることが出来ました」と記録よりもチーム勝利が大事だと強調。

 初勝利の記念球については「家でちゃんと保管したい」と答え、今後の登板に向け「日本にきて2カ月ぐらいですがファンの皆さんの愛を感じながら、これからも勝ち続けることができるように頑張っていきたい。可能なかぎり出来るだけ長く日本でプレーしたいと思っています」と意気込んでいた。

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