落合博満氏 MLB労使交渉長期化は「当然」 選手は「従業員じゃない。一個人事業主。生活かかってる」

[ 2022年4月20日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が20日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。選手、監督、GMの立場を経験した目から見たMLBの労使交渉について語った。

 昨年12月、大リーグ機構(MLB)と選手会の労使交渉が決裂し、労使に関わる全ての活動が止まるロックアウトに突入。交渉が長期化し、開幕が延期される事態となった。3月10日(日本時間11日)、新労使協定を締結してようやく合意し、レギュラーシーズンは従来通り162試合開催、開幕は4月7日(同8日)となった。最低年俸やぜいたく税などで機構から一定の譲歩を引き出したことが、選手会側が賛成に転じる一因ともなった。

 落合氏は「そりゃ選手は1円でも欲しい。球団側は1円でも少なく支出を減らしたいっていうのは当然のことだと思う。でも、自分たちの生活権をかけて(交渉を)やってるんだから、それはそれで認めるべきじゃないのかなと。(選手は)従業員じゃない。一個人事業主なんだから。それはとことん話し合えばいいだろうし」と述べた。

 一方、現在日本でプレーする選手の中で「MLBに行ったら面白い投手はいるか」と聞かれると「いっぱいいる。アメリカでのピッチャーの数は多いわけじゃないだろうから。若いやつでも、まだ日本で実績が少ないピッチャーでも、このくらいのボール放れるんだったら面白いっていうのはいっぱいいますよ」とした。

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2022年4月19日のニュース