オリックス・由伸「稲尾様」に王手!「とにかく絶対勝ちたい」ソフトB戦勝利なら歴代単独4位の19連勝

[ 2022年4月19日 05:30 ]

オリックス・山本
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 「稲尾様」に王手をかける。シーズン18連勝中のオリックス・山本が、19日のソフトバンク戦(京セラドーム)での快投継続へ意気込みを示した。

 「先頭打者を出さないなど投球の基本的なことはいつも通り。1イニングずつ、しっかり投げます。(勝ち星も)一個ずつです。とにかく試合に絶対勝ちたい」

 昨年5月28日のヤクルト戦から連勝街道を突き進む。19連勝となれば歴代単独4位に浮上し、「神様、仏様、稲尾様」で知られる稲尾和久(57年西鉄)、松田清(51~52年巨人)の20連勝に、あと1となる。京セラドームでも8連勝中で、勝てば山岡と並ぶ球団最多タイ。ソフトバンクとは昨季7試合に先発し3完封を含む6勝1敗、防御率0・98の“鷹キラー”。地の利に加え、データの後押しも受ける。

 週の頭を託される。先週12日からの楽天3連戦が延期されたことで、先発ローテーションを組み替えた。山本は7回2失点で開幕3連勝した前回9日のロッテ戦から中9日で回る。チームは今季、火曜2戦2敗。3カード連続で初戦も落としており、流れを呼び込む快投に期待が懸かる。

 「ソフトバンクとのカードで勝ち越せるように。週の初めという意味でも、シーズンを通して大事になる」

 チームは10日ロッテ戦で佐々木朗に完全試合を喫し、コロナ禍で離脱者が相次ぐなど苦境が続く。「状況は良くはないですが、この時期に粘ることで、良い方向につながっていくと思うので」と山本。連勝記録更新とともに、「由伸様」がチームを上昇気流に乗せる。(湯澤 涼)

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2022年4月19日のニュース