2番起用継続の阪神・佐藤輝「良いイメージある」好相性ハマスタで場外弾の再現狙う

[ 2022年4月19日 05:30 ]

2番での起用が継続となる佐藤輝
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 好相性の地で爆発だ――。阪神・佐藤輝明内野手(23)が、19日から始まる敵地での6連戦に向けて決意を新たにした。特にDeNA3連戦の舞台、横浜スタジアムでは昨年、驚愕(きょうがく)の場外弾を放っており、本人も「良いイメージはある」とニヤリ。2番起用継続が決まった大砲が、反攻のノロシを上げる。

 巨人との伝統の一戦で、今季7カード目にして初の勝ち越しを決めた。積み上がった13の負け越しをここから減らし続けるべく、佐藤輝は敵地6連戦に向け言葉に力を込めた。

 「巨人戦で良い流れはつくれたので、そこはチームの雰囲気を変えずにやっていきたい」

 森下、大野雄、そして15日の菅野と各球団のエース格を仕留め続け、現在4カード連続で本塁打を記録中。自らの役割を果たし続けており、もくろむのはさらなるアーチ量産。19日から乗り込む横浜スタジアムは、そんな大砲にとって、打ってつけの舞台と言える。

 「(横浜スタジアムには)良いイメージはあるんで、そういうイメージを持っていきたいなと思う」

 同球場では昨季、同一リーグの本拠地球場で自身2番目の打率・276を記録。昨年4月9日には国吉から推定140メートルの右越え場外弾を放ち、ファンの度肝を抜いた記憶もある。加えて、19日の予告先発・ロメロからは5日に今季1号を放つなど通算打率・600と好相性。必然的に5カード連続弾の期待が高まるが、「慢心」の2文字はない。「良いピッチャーなんで、みんなでつないで点を取れたら」とチーム一丸での攻略を誓った。もちろん、その中心に立つのが背番号8だ。

 打線のテコ入れ策として、14日の中日戦から4試合続いている2番起用の継続も決まった。井上ヘッドコーチは「6連戦、それでいきますとは断言できないけど」と前置きしつつ、「ピッチャーが走られたらアカンと(走者を)警戒する中で、どういう配球でくるんだろうって読みとか作戦は打順によって変わってくるのは確か。けど、(佐藤輝の)2番はあながち悪くないってのが、俺らの中での評価。もうちょっと続けてみたいなとは思っている」と方針を示した。「2番・佐藤輝」の一振りが、猛虎反攻の鍵を握っている。(阪井 日向)

 ▽阪神・佐藤輝の場外弾 昨季4月9日のDeNA戦で横浜スタジアムに初見参。6回先頭の第3打席、カウント1―1から国吉のカットボールを強振すると、高々と上がった打球は右中間スタンドを越えて場外へ。推定飛距離は140メートルで「しっかり当たれば、あそこまで飛ぶなというのは分かりました」と話し、先発した藤浪には「どん引きです」と言わしめた。

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2022年4月19日のニュース