ソフトバンク新方程式!守護神モイネロ 8回は又吉が本線 斎藤投手コーチが明言

[ 2022年4月19日 05:30 ]

新守護神を務めるモイネロ
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 新守護神が決まった。ソフトバンクの斎藤学投手コーチ(58)は18日、ペイペイドームで報道陣に対応し、新たに9回をリバン・モイネロ投手(26)に託すことを明言した。不調の守護神・森唯斗投手(30)は17日に出場選手登録を抹消され、無期限の再調整を命じられている。8回は又吉克樹投手(31)が本線。2連敗中のチームは19日からオリックス3連戦。現有戦力で新たな勝利の方程式を組み、首位返り咲きを目指す。

 最終回は、この男しかいない。即決だったようだ。斎藤投手コーチは投手練習後に、オリックス戦からの新守護神を明かした。

 「モイネロでいきます。連投とかいろんな条件が重なればもちろん避けるが、それ以外は。モイネロも“その方がやりやすい。決めてほしい”とのことで。本人に伝えています」

 今季の全5敗のうち3敗は森が責任投手だった。心・技・体でリフレッシュさせるため、17日から無期限抹消。完調での合流を待つ間に今季7試合7イニングで2安打1失点15三振と抜群の安定感を維持する左腕に、勝ちパターンの締めを任せる。33試合に登板した昨季も5セーブを挙げている。

 同コーチは新たな勝利の方程式にも言及した。まずは8回だ。「固定が一番だが最優先は又吉くん。そこは右、左(打者)、打順はあるが8、9回は2人に任せていいのかな」。沖縄本島の浦添市出身の又吉から、カリブ海に浮かぶ島国、キューバ育ちのモイネロへとつなぐ南国アイランドリレーだ。一方で6、7回は津森、藤井、嘉弥真、田浦らで回し、流動的になる。

 この日の投手練習後の時点で登録メンバーは27人。枠に余力はあるが投手陣は現有戦力でしのぐ方針。ウエスタン・リーグではチャトウッド、泉、松本、大竹、杉山、甲斐野らが投げているが同コーチは特に反応はせずに、言葉を並べた。

 「なかなかいい報告が入ってこない。現状の選手と比較し、どっちがいいのかというところです。もう少し上げてもらわないと」

 19日の相手先発はリーグ屈指の右腕、山本。チームは右足首違和感で前回1回降板の先発・石川に長いイニングを任せない予定で、継投の投手戦を挑む。接戦のまま、新守護神モイネロまでつなげるか。オリックス、日本ハムと続くロード6連戦で、投手陣の粘りが試される。(井上 満夫)

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