大阪桐蔭、雨天コールド勝ち 93年以来の雨天決着

[ 2021年8月17日 11:03 ]

第103回全国高校野球選手権1回戦   大阪桐蔭7-4東海大菅生 ( 2021年8月17日    甲子園 )

<大阪桐蔭・東海大菅生>8回1死、激しい降雨のため、一時中断を決め、両軍ナインをベンチに戻るよう促す審判団(撮影・坂田 高浩)
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 3年ぶり出場の大阪桐蔭(大阪)が4年ぶり出場の東海大菅生(西東京)を8回途中、降雨コールドで7-4で下し、初戦を突破した。8回表の東海大菅生の攻撃中、1死一、二塁の時点で中断となり、32分間の中断を経て、そのまま降雨コールド。午前10時38分に試合終了となった。

 小雨の中で始まった試合は5回から雨が本降りとなり、投手がマウンドのぬかるみに足を取られて体勢を崩す場面もあった。阪神園芸のスタッフが本塁とマウンド付近に新しい土を入れて状態を確認。イニングごとに土を入れたが、状態は回復しなかった。最後は責任審判が両軍主将を呼んで説明した後、コールドゲームが宣告された。

 降雨コールドゲームで試合が決したのは98年の専大北上-如水館以来。この時は6―6で七回裏2死、引き分け再試合となった。勝敗が決まった形としては93年の第75回大会2回戦の鹿児島商工3―0堀越戦で、8回表無死一塁、鹿児島商工の攻撃中をもって、試合が打ち切られた。この日と同じ8月17日で、当時の堀越のメンバーが中日で活躍した井端弘和だった。

 なお第1試合のコールドゲームを受け、2試合目以降の3試合は18日に順延となった。

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2021年8月17日のニュース