宮崎商の選手ら5人が新型コロナ陽性 18日に智弁和歌山と初戦予定 保健所の判断待ち緊急対策本部会議

[ 2021年8月17日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権 ( 2021年8月16日    甲子園 )

甲子園球場
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 大会本部は、18日に智弁和歌山との初戦を迎える宮崎商の選手ら計5人が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。保健所の判断が出るのを待って、緊急対策本部の会議を開く。

 宮崎商は宿舎では選手は個室を利用し、食事もビュッフェ形式を避けて個別の配膳にするなど、感染対策を行っていたが、選手1人が14日に発熱。15日にPCR検査を受け陽性となった。その後、16日朝までに別の選手ら4人の陽性が確認された。チームは15、16日の練習は行わなかった。陽性となった5人を含め、濃厚接触者についての保健所の判断が出るまで、宿舎の個室で待機する。

 全国で感染者が拡大する中、開幕前の5日には作新学院(栃木)の部員3人が陽性となった。大会開幕後は11日の1回戦で愛工大名電(愛知)を下した、東北学院(宮城)の選手1人が14日に陽性判定。選手2人を含めた4人が濃厚接触者と判断され、宿舎の個室で待機している。

 今大会は集団感染でなければ参加が認められている。だが、宮崎商は5人の感染が確認されたため、どのような判断が下されるか予断を許さない状況となった。

 ▽今夏の甲子園新型コロナウイルス関連規定 代表校から感染者が出た場合は緊急対策本部で対応を協議し、集団感染でない場合は参加を差し止めないことが確認されている。集団感染と判断され、出場できなくなった場合も代表校の差し替えはしない。代表校は開幕前、初戦勝利後、準々決勝勝利後の3回、PCR検査を受けることになっている。

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