17日先発の阪神・青柳 五輪米国戦で痛打浴びたDeNA・オースティン相手にも平常心で

[ 2021年8月17日 05:30 ]

<阪神練習>リラックスした表情で調整を行う青柳(撮影・北條 貴史)
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 DeNA3連戦でカード初戦の先発を託された阪神・青柳は、甲子園室内でキャッチボールやショートダッシュで最終調整。「いい形で調整できています。自分にとっての後半戦初戦なのでしっかり勝てるように」と侍ジャパンから帰還後初マウンドへ、力を込めた。

 東京五輪ではノックアウトステージの米国戦で同点の5回から救援も、無死一塁からオースティンに中前打を浴び、その後一時勝ち越しとなる3ランを被弾した。DeNAの4番に君臨し、12戦で打率・341、4本塁打11打点と阪神を得意とする助っ人砲。リベンジといきたいところだが「オースティンに限らず長打の打てる打者が多いので、しっかりコース、高さには注意して投げていきたい」と平常心を強調した。

 従来の横浜スタジアムではなく、東京ドームで強力打線と対峙(たいじ)する。神経質になっても不思議ではないが「特にそこは意識することはないです」ときっぱり答えた。前半戦で8勝を挙げ、防御率はリーグ唯一の1点台(1・79)。13勝を目標に掲げてきた虎の変則右腕にとって、今は通過点にすぎない。「後半戦の初戦もしっかり勝って、個人的にもチームにもいい勢いをつけられるように頑張ります」。まずは自己最多タイに並ぶ9勝目を東京の地でつかみ取る。(阪井 日向)

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2021年8月17日のニュース