巨人・坂本 あと2度で歴代8位の王に並ぶ171度猛打賞 得意のヤクルト、DeNA戦で固め打ち?

[ 2021年8月17日 05:45 ]

巨人の坂本
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 【Weekly Data展望】公式戦が再開した13日、東京五輪金メダルメンバーの坂本(巨)が中日戦で3安打を放った。今季猛打賞は6度目で通算169度目。広瀬叔功(南海)に並ぶ歴代9位タイに浮上した。歴代8位の王貞治(巨=171度)にはあと2度まで迫っており、今週中に捉えるかもしれない。

 実際、坂本の猛打賞回数をセの対戦球団別で出すと(1)DeNA34(2)ヤクルト30(3)中日29(4)広島28(5)阪神27(他に交流戦で21度)。巨人は17日からヤクルト2連戦、20日からはDeNA3連戦と得意のカードが控える。固め打ちを増やすチャンスといえるだろう。もう一つ狙えるのが自身11度目のシーズン2桁猛打賞だ。通算最多は張本勲(ロ)の15度、次いで小笠原道大(中)の11度で坂本が達成すれば歴代2位タイ、セでは過去5人いた10度をまとめて抜く新記録になる。

 巨人は現在首位の阪神を追走。1ゲーム差の2位に迫っている。今季坂本が猛打賞をマークした試合にチームは4勝1敗1分け(勝率.800)。通算では119勝46敗7分け(.721)と7割を超える高勝率を誇る。ちなみに歴代3位、186度の猛打賞を記録した長嶋茂雄(巨)の場合は139勝41敗6分け(.772)、同じく王は127勝37敗7分け(.774)。ONには勝率で及ばないが、坂本の存在の大きさが分かる。(記録課・宮入 徹)

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