巨人“悪夢の6回”守乱からまさかの9失点 連勝3で止まり首位・阪神とは2ゲーム差に

[ 2021年8月17日 22:20 ]

セ・リーグ   巨人3―13ヤクルト ( 2021年8月17日    松山 )

<ヤ・巨>6回、ボールを握りしめ、ベンチに戻る原監督(撮影・森沢裕)
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 首位・阪神を1ゲーム差で追いかける2位・巨人は17日、ビジター扱いとなった松山「坊っちゃんスタジアム」で3位・ヤクルトに3―13と大敗。丸佳浩外野手(32)の13号2ランで6回同点に追いつくも、その裏に守備の乱れから投手陣が崩壊し9失点。連勝が3でストップし、阪神と2ゲーム差に広がった。

 先発の高橋は3回0/3を5安打2失点で降板。リーグ最速の10勝目はお預けとなるも6回、丸が高橋の黒星を払拭する同点2ラン。

 2―2と試合を振り出しに戻したが、直後の6回にまさかの9失点。この回からマウンドに上がった3番手の今村が山田に26号ソロを浴び勝ち越しを許すと、オスナの打球を遊撃手の坂本が一塁へ悪送球。1死二塁となり、4番手の鍵谷にスイッチ。鍵谷は中村に中前打を許し1死一、三塁とされると、今度はサンタナの打球を三塁手の岡本和がダイビングキャッチ。しかし、これも一塁への悪送球となり失点。

 なおも1死満塁で代打・川端を迎えたところで5番手の大江が登板。大江は川端をニゴロ封じたかと思ったが、二塁手の吉川尚が難しい体勢から本塁へ“強引”に送球。当然タイミング的にも間に合わず三塁走者の生還を許すと、続く塩見には押し出しとなる四球。なおも1死満塁で青木に中前適時打を浴びると、ここで降板。代わった6番手の桜井も崩れ、この回一挙9失点。“悪夢の6回”の攻防が勝敗を分けた。

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