関本賢太郎氏 得点力低下で失速の阪神…後半戦へ全てを白紙に戻すべき 1カ月を「競争期間」に

[ 2021年7月15日 08:30 ]

セ・リーグ   阪神3-4DeNA ( 2021年7月14日    甲子園 )

<神・D(15)>3回2死一塁、阪神・大山は三邪飛に倒れガックリ(撮影・椎名 航)
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 【関本賢太郎 視点】最後は追い詰めたものの惜敗となったが、貯金15の首位ターンは立派。ここで球宴&五輪ブレーク突入はプラスに考えればいい。8月13日のペナントレース再開まで、チームを立て直すことができるからだ。

 後半戦へ向けてすべてを一度白紙に戻すくらいであってほしい。開幕ダッシュのときと比べて得点力の低下が失速の原因。よくも悪くもここまではスタメンが固定されていて競争が生まれなかったが、打順の見直し、スタメンの入れ替え、もっと極端にいえば1・2軍の振り分けからも…。まずは疲れをとることが大事だが、この約1カ月は「調整期間」ではなく、もう一度春季キャンプのときのように「競争期間」になることが望まれる。

 今年は前期・後期制のようにとらえ、後期も勝率1位を目指しにいくという考え方。そのため誰を起用するのか、打線はどういう並びにするのか、固定概念を取っ払えれば、もっと強いタイガースとなって戦っていける。

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