東海大相模・エース石田 29回1/3無失点、防御率0・00Vに「自信につながりました」

[ 2021年4月1日 17:05 ]

第93回選抜高校野球大会最終日 決勝   東海大相模3―2明豊 ( 2021年4月1日    甲子園 )

<東海大相模・明豊>9回サヨナラ勝利で優勝を決め、歓喜する東海大相模・石田(撮影・成瀬 徹)  
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 第93回選抜高校野球大会最終日は1日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、東海大相模(神奈川)が明豊(大分)にサヨナラ勝ちし、2011年以来10年ぶり3度目の優勝を飾った。

 エース左腕・石田隼都(3年)は決勝までの全5試合に登板し、29回1/3を投げて失点0で防御率0・00。大黒柱としてチームを引っ張った。この日の決勝は、同点の6回2死一、二塁の場面で3番手としてマウンドへ。明豊の3番・竹下を詰まらせて遊直に仕留めてピンチを脱すると9回まで2安打無失点に抑え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 試合後、石田は「まだ実感が沸かないですけど、勝てたのは良かった。厳しい場面で出ると思っていた。調子は悪くなかった。しっかりコースに投げられた。疲れはありました」と振り返り、「接戦を勝ちきれなかったのが秋で、冬やってきたことが最後、力になって出たのかなと思いました」と冬場の成長を口にした。また「野手のみんな、投手も粘っていた。集中を切らさずに(ブrペンで)待っていて、抑える気持ちで(マウンドに)上がった」と言い、無失点Vに「投手で無失点は1番いいこと。それができたのは自信につながりました」と話した。

そして、夏に向けて「スタミナとか足りないところ見つけてもっといい投手になって夏に戻ってきたい」と誓っていた。

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