東海大相模・門馬 父子Vに「自分しか味わえないので素直にうれしい」

[ 2021年4月1日 16:37 ]

第93回選抜高校野球大会最終日 決勝   東海大相模3―2明豊 ( 2021年4月1日    甲子園 )

<東海大相模・明豊>主将代行として優勝旗を受け取る東海大相模・門馬(左)(撮影・坂田 高浩)
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 第93回選抜高校野球大会最終日は1日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、東海大相模(神奈川)が明豊(大分)にサヨナラ勝ちし、2011年以来10年ぶり3度目の優勝を飾った。

 門馬功外野手(3年)は、父の門馬敬治監督(51)とともにセンバツ初の“父子鷹V”を達成。自身は決勝までの5試合すべてに1番・左翼でフル出場し、計21打数9安打、打率・429と活躍。主将の大塚瑠晏内野手(3年)が急性胃腸炎で戦列を離れた準々決勝の福岡大大濠(福岡)戦以降、代理主将としてもチームをけん引した。

 試合後、門馬は「今は本当にうれしい気持ち。それだけです」と言い、父子での優勝は「自分しか味わえないので、素直にうれしい気持ちでいっぱいです。(父と)握手はしました。(父への気持ちは)普段は監督として、優勝して特別な感じはしました。試合の中では選手と監督。終わってお父さんを日本一にしたんだなと」と話した。そして、今大会を「途中から大塚(瑠晏主将)がいなくなって。いつもは主将がまとめてくれていた。いない分、一人一人がカバーして、まとまりができた。瑠晏の分まで日本一取れたよと伝えたいですね。試合前に“頼むよ”とあったので“必ず日本一獲る”とLINE(ライン)で伝えました。(家族に)自分だけの力ではない。お兄ちゃん、お母さん、お姉ちゃんにありがとうと言いたい」と振り返り、「昨年は凄い選手が多くて、自分たちは石田を中心にして守りから。自分たちのやり方でここまでやってこられたのは良かった」と話した。

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